学生服のスカートのお直し お直しのやり方や料金について

学生服のスカートのお直し お直しのやり方や料金について

1.はじめに

昨今はスカートとスラックスを選択できるようになったりと、選択の自由が増えている女子学生服ですが、やはりスカート型の制服人気はまだまだ根強くあります。

せっかく中学校、高校に進学して、勉強も部活も頑張るのなら、制服だって可愛く自分好みのものを毎日着用できた方が、日常のモチベーションも上がるのではないでしょうか?

そう考えて、プリーツスカートをお直しに出したいという学生さんは少なくありません。

この記事では、学生制服のプリーツスカートのお直しについて、料金や加工方法、お直しをする際の注意点などを解説していきます。

もしよければ最後までご一読いただけますと嬉しいです。

2.学生制服スカートの形・種類

前提として、制服スカートにはいくつかの形のパターンがあるのはご存知でしょうか。

スカートの種類は、ベルトの形×スカートのひだの形によって異なるのがポイントです。 ベルトの形やスカートの形によってお直しの方法や料金が変わってきますので、まずはスカートのパターンについて紹介していきたいと思います。

お手持ちのスカートと見比べて、自分のスカートがどのタイプに当てはまるか、確認してみましょう。

制服スカートのベルトの形について

インベル型

およそ3.5cm幅のまっすぐなベルトをインベルと呼びます。

イーストボーイさんなど、お洒落制服ブランドさんですと2cm以下の極細幅のベルトもありますが、線がまっすぐなものは当工場ではすべてインベルと呼んでいます。

ヨーク型

ベルトの幅は4cm以上のものが多く、ベルト自体が台形型かつ緩やかな弧を描いているものは、ヨークベルトと呼ばれます。

いわゆる”腰穿き”のスカートで、ウエストより若干下で穿くようなデザインになっています。
カーブ型のベルトなので、前後ろで対象になるように作られており、インベルと異なり脇にはぎ目があります。

ヨークベルトの亜種で、ヒップの部分だけベルト幅が極太になっているデザインもあります。(あれはなんていうデザイン名称なんですかね?)

制服スカートのスカート部分の形について

車型プリーツスカート

もっとも王道で最も多い形が車型のスカートです。

車型とは、車の形をしているという意味ではなく、プリーツの形の名称です。
車型のプリーツというのは、プリーツの折りを一方向に向かってかけてある、いわゆる”制服スカート”をイメージした時に真っ先にイメージする形になります。

ヒップサイズに関してはプリーツの自然な拡がりに任せているので、ウエストサイズさえ合えば、ヒップサイズを気にせず着用することが出来ます。

ハコ型プリーツスカート

ハコ型は、車型に次いで2番目に多い形のスカートの形になります。

特徴としては、スカートの前中心、後ろ中心を起点に、プリーツの倒れる方向が左右反転している点があげられます。
車型のスカートと、後述するボックス型スカートの中間のような見た目をしています。

車型スカート同様、ヒップサイズを気にせず着用することが出来ます。

ボックス型プリーツスカート

こちらもよく見られるデザインになります。

ハコ・車のスカートに比べプリーツのひだの数少なく、ひだ同士が突き合わせになっているのが特徴です(※突き合わせになっていないものもあるのがやっかい)。
プリーツの突き合わせ部分の数によって、4ボックス、6ボックスなどと呼ばれます。

車・ハコ型のスカートと一番違う点は、ウエストサイズに加えてヒップサイズが存在することです。
ボックススカートは腰の位置までプリーツが開かないよう中縫いで固定されている場合が多く、ハコ・車型のスカートとは違ってプリーツの開きでヒップサイズが拡がることがありません。

サイズを合わせるときは、ウエストサイズだけではなくヒップサイズにも注意しましょう。

その他の形

他にも、巻きスカートや、正確にはズボンの扱いになりますが、キュロットなどの特殊なスカートもあります。
お直し方法や料金が異なることが多いので、裾上げなどのサイズ調整の際は、ご自身のスカートがどういう形かよく観察してみると良いでしょう。

3.学生スカートのお直しの種類、そのやり方

制服スカートの丈直し

着丈の長さを変えるお直しです。

学生スカートの丈直しには、4種類の方法があります。

  • 裾からの丈詰め
  • ウエストからの丈詰め
  • 裾からの丈伸ばし
  • ウエストからの丈伸ばし

の4種類です。

それぞれどういった際にオススメなお直しか解説します

学生スカート 裾からの丈詰め

最もオーソドックスな丈直しの方法です。 裾を必要量カットして、仕立て直します。

学生スカートの裾はほとんどすべてが、まつり縫いで仕立てられています。
手縫いで直していくのはとても根気がいる作業になります。
お直し屋では機械のまつり縫いミシンを使ってお直しするため、料金も安く、見た目も綺麗に加工できます。

デメリットとしては、裾付近のプリーツの折りがあまくなることです。
 そもそもスカートのプリーツは、裾上げ➡プリーツの順で加工されており、薬剤や高温の窯に入れてしっかりと形付けすることで、あの折山を維持しています。
裾側から丈詰めを行う際は、一度裾付近をアイロンですべて平らにしてから裾上げし、その後にプリーツの折り直しをアイロンで行います。

お直し屋の使うようなアイロンは家庭用アイロンよりはしっかりとプリーツがかかりますが、どうしてもプリーツの折りは若干甘くなってしまいます。
(といってもほとんど違いはわからないとは思うのですが…!)

裾から丈詰めの注意点

学校の校則が厳しい場合、柄のあるスカートは裾の柄の位置が決まっていたり、刺繍がほどこされている場合があります。
裾から丈詰めを行うと、柄の位置が変わってしまったり、刺繍がなくなってしまうので、丈詰めしたことがばれてしまう恐れがあるでしょう。

また、ご家庭用のアイロンで強くプレスを行うと稀に生地がごげることがあります。
温度管理とあて布などを用いて注意してアイロンしてくださいね。

学生スカート ウエストから丈詰め

前段のように、裾から丈詰めを行うと起こる不具合に対処したい場合に有用なのが、ウエスト側の生地をカットして丈を短くするウエストから丈詰めの手法です。
こちらは裾部分を一切触らないので、裾側のデザインや形状を維持したまま丈詰めを行うことが出来ます。

この加工は、ファスナーやポケット、ボックス型のスカートの場合はプリーツ上部の中縫いなど、カットした部分のデザインや機能を再現しなければなりません。
手間がかかるため、価格は裾から丈詰めよりも高くなってしまいます。
また、手抜きなお直し屋ですとファスナーを移動せずにカットしたり、ポケットもそのまま丈詰めしてしまうところもあるので、加工前に機能が再現されるかを確認した方が良いでしょう。

また、実は裾だけではなくウエスト側にも校章刺繍が入っているスカートがあります。
この刺繍はウエスト側から加工をすると無くなってしまうので、注意してください。

裾とウエスト側どちらにも刺繍が入っている場合は、丈詰めをする際にどちらかの刺繍は無くなってしまうので、普段の服装チェックなどで先生がどこを確認しているかをよく注視しておきましょう…!

学生スカート 裾からの丈伸ばし

裾側のまつりをほどいて、丈を伸ばす加工です。
一般的なスカートは縫い代が5cm程度ついていることが多いので、3.5cm~4.0cmは伸ばせることが多いでしょう。

丈詰めで解説の通り、加工することで裾の柄の位置が変わってしまいますが、スカート丈を伸ばして怒られるということは無いかなと思いますので、その点はご安心ください。

ただし、元々の仕上がり位置の折り目は、アイロンをかけても完璧に平らにならず、跡が残ってしまいます。この点だけ注意してください。

学生スカート ウエストからの丈伸ばし

実は、ウエスト側から丈を伸ばせるスカートもあります。
”ベロ”と呼ばれる、いわゆる縫い代なのですが、ベルトの内側に5cm程度生地を折り返してあるスカートは、ウエスト側からスカート丈を4cm程度長くすることができます。

ただしすべてのスカートにベロがあるわけではないので、お手持ちのスカートの内側をよくご覧ください。
ウエストの内側にひだひだが5cm程度出ている場合は、こちらの加工ができる対象のスカートになります。

制服スカートのウエストサイズ直し

ウエストサイズを変えるお直しです。

学生スカートのウエスト直しは、2種類あります。

  • ウエスト詰め
  • ウエスト出し

シンプルに2種類です。
ただし、スカートの形やベルトの形によって微妙に加工方法が変わってくるお直しになります。

学生スカート ウエスト詰め

ウエストサイズを小さくするお直しです。
ベルトパーツとスカートパーツをほどいてバラバラにしてから加工します。
ヨークベルトの場合は、正面から見た時に左右が対象になるようにバランスよくベルトカットを行います。

スカートについては、車・ハコプリーツスカートの場合は、ウエストを小さくしたい分量をプリーツの各ひだに分散させて全体のサイズを小さくします。
たまに「ウエストを詰めるとプリーツひだの本数が少なくなりますか?」という質問を頂くのですが、上記の加工を行うため、プリーツひだは少なくなりません。
プリーツの根元部分の幅が少し狭くなるだけなので、見た目に大きな変化がないのが特徴です。

一方ボックスプリーツの場合、腰部分まで中縫いがほどこされているので、その中縫い部分を少しずつ詰めてサイズを小さくします。
前後の両脇にダーツが入っているスカートも多いので、調整量が多い時はダーツを利用することもあります。前後左右のバランスを見ながら詰めていくので、実はハコ・車型のスカートよりも何倍も労力を要します。
店頭だとお直しを断られるケースもあるのではないでしょうか?

学生スカート ウエスト出し

ウエストサイズを大きくするお直しです。
まず、どんなベルト、スカートの形でも、必ずベルト部分に生地を継ぎ足さなければお直しができません。

インベルの場合はできるだけ目立たないよう、ベルトのアジャスターがついている側の端に生地を足します。ホックをかけると、+3,4cm程度のお直しだったら足した生地が表から見えない場合が多いです。
ヨークスカートの場合、調整量が少なければ片脇、調整量が多ければ両脇にベルト生地が足されます。
ベルト幅が太いのと、隠れない位置に生地を足すのでどうしても目立ちやすいです。

スカート側のサイズアップに関しては、ハコ・車スカートはウエスト詰めと原理は同じです。
ボックスも基本は同じですが、調整量が多い場合、どうしても見た目が悪くなる可能性があるため要注意です。

4.学生スカートのお直しの料金

最後に、学生服スカートのお直し料金についてです。
ここではunimmのお直し料金を紹介しますが、他店様は、unimmの価格~+30%程度までの料金が目安になるかと思いますので、参考までにご覧ください。

制服スカートの丈直し

学生スカート 裾からの丈詰め

unimmでは、スカートの形に関わらず、一律の料金となります。
¥2,580(税込)
一般的なお直し屋ですと、¥3,000~¥4,000(税抜)の間で設定されていることが多いと感じます。
注意点としては、巻きスカートやキュロットは裾の形状がスカートと異なり特殊になるので、上記の料金では加工できないことがあるでしょう

unimmの裾から丈詰めのメニューはこちら

学生スカート 裾からの丈伸ばし

unimmでは丈詰めと同価格でご案内しています。
¥2,580(税込)
一般的なお直し屋も丈詰め同様、¥3,000~¥4,000(税抜)の間で設定されていることが多いですが、丈伸ばしは一度裾をすべてほどく作業が入るので、その手間賃を上乗せして、丈詰めより高く料金を設定しているお店もあるでしょう。

unimmの裾から丈伸ばしのメニューはこちら

学生スカート ウエストから丈詰め

スカートの形によって料金が異なる場合が多いです。
unimmの価格(税込)は下記の通りです。

ハコ・車型スカート

¥5,150

ボックスプリーツ

¥7,730

形に関わらずプリーツ上部が開かないように中縫い固定、またはステッチで固定されているもの

¥7,730

ジャンパースカート(ワンピース型)

¥8,800

unimmのウエストから丈詰めのメニューはこちら

学生スカート ウエストから丈伸ばし

料金設定はウエストからの丈詰めと同じ価格ですが、ジャンパースカートなどは縫い代が残されている物が少ないため、unimmのメニューには無い状況です。
unimmの価格(税込)は下記の通りです。

ハコ・車型スカート

¥5,150

ボックスプリーツ

¥7,730

形に関わらずプリーツ上部が中縫い、またはステッチで固定されているもの

¥7,730

unimmのウエストから丈伸ばしのメニューはこちら

制服スカートのウエストサイズ直し

学生スカート ウエスト詰め

スカートの形状によって料金が異なる場合が多いです。
キュロットスカートや巻きスカートは実物を見てから加工方法を検討するため、他店様でも料金は公開されていないことが多いかと思います。大体¥6,000~¥8,000の間と予想します。

ハコ・車型スカート

¥4,720

ボックスプリーツ

¥6,010

形に関わらずプリーツ上部が中縫い、またはステッチで固定されているもの

¥6,010

unimmのウエスト詰めのメニューはこちら

学生スカート ウエスト出し

ベルト部分に生地を継ぎ足す作業があるため、ウエスト詰めよりも価格は高めに設定されています。
お店によってはボックスプリーツは¥8,000以上することもある(最悪断られる)ので、unimmのお直しはとてもお得だと思います。

ハコ・車型スカート

¥5,580

ボックスプリーツ

¥6,010

形に関わらずプリーツ上部が中縫い、またはステッチで固定されているもの

¥6,010

unimmのウエスト出しのメニューはこちら

5.最後に

ここまで、学生服のスカートのお直しについて、スカートの形状から加工方法、料金などをまとめて紹介しました。
皆さんのお手持ちのスカートはどの形のスカートか、なんとなく理解できたのではないかなと思います。

unimmは埼玉で40年、制服専門の縫製工場として、たくさんの制服を製造してきました。
専門的な縫製知識のある当工場だからこそ、高品質・安価・スピードの三拍子そろったお直しサービスが提供できると自負しています。

unimmは学生服がメインのお直し屋ではありますが、制服以外のお直しも可能で、絶賛受付中でございます。
どこのお直し屋に依頼するか悩まれている方は、是非一度、unimmにご相談ください。

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